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夕方、大阪・天神橋筋の古本屋さんをうろついた。「日本の方言」という新書を50円で買った。同名の本は複数ある。「方言」のことは後日書きたい。 帰りしなに、天神橋筋商店街のイベント、「おじいちゃんおばあちゃん元気!元気!フェアー天五寄席」に出くわした。「天五」というのは、天神橋筋五丁目の略である。大阪人は気性がイラチなのか、すぐ略語にしたがる。梅田新道は「ウメシン」、梅田界隈は「キタ」、難波界隈は「ミナミ」。それはどうでもよいことだが「敬老の日」、お客さんを立ったままにはさせない。空き店舗にパイプ椅子40席を用意して漫才、コント、歌謡ショーをタダで見せた。ぼくもタダの客になって冷やかした。そのサービス精神にジ〜ンときた。出演したのは関西園芸協会の面々。精一杯の拍手で返礼した。宮川左近ショーの弟子というコンビは、コントをまじえながら三味線とギターで人を食ったお笑いを演じた。人をくう世の中に相応しい芸だった。 一丁目の大阪天満宮は昔、井原西鶴や近松門左衛門、小西来山などが境内を賑わせた上方文化発祥の地。お笑いのメッカとして天神橋筋商店街は蘇りつつあるのか。 店構えに上下(かみしも)なく、ただのぢぢばばも気兼ねなく歩けるまち、それが天神橋筋商店街。大好きや。20何年か前、悪友が天三(3丁目)で商店街再興戦略を企画している自慢話を聞いたことがある。JRの天満駅から天神さんまで、たしかに客足がガランとした時期があった。みんな知恵を集めてこの歴史的商店街を盛りたてて、いま頑張ってはる。 天五寄席でオマケにティッシュと古新聞を捨てるビニール袋までもらった。その行き届いた神経がまた憎い。ぢぢばばも新聞読めよ、悲しいニュース読んだら涙を拭けよ。楽しくて嬉しくて不覚にもポロリ涙してしまった。 われらただのぢぢばばながら敬老日 香芽代 ぢぢばばばになりそこねても敬老日 拙句 |
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