カラスの“方言”
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作成日時 : 2008/09/21 17:56
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山形県南部地方のカラスは「グワングワン」とか「グァモングァモン」と啼くという。「烏」という寓話唄にあるそうだ。カラスの啼きかたにも“方言”があるという面白い話。井上ひさしさんの「パロディ志願」という本で知った。
この地方では「グワングワン」はお釈迦如来の説法風に、「グァモングァモン」は間抜け声に聞こえるのだそうだ。「ヘエ」と驚いた。そのなきごえ、どこがどう違うのか、ぼくにはチンプンカンプンだが、田螺がカラスのなきごえを「お釈迦さんのようだ」と褒めへつらい、内心では「このドアホ」とけなし殺しにするという愉快な唄のスジを知ってナ〜ルホドとうなづいた。弱者が本音を隠して強者へつらうという「カラスと田螺」の寓話は、どこにでも通用する。
「強者」のカラスに方言啼きがあっていい。たとえば大阪のカラスは「アホウアホウ」とか。言葉は訛っていても、カラスの素性に地方差はない。強そうに見えてもカラスはアホなんや。人を欺こうとするが自分もだまされやすいという弱点を人間が見抜いてアホなカラスに対峙すればいい。しかし、逆にカラスから「アホウ」と笑われる場合もありうる。カラスの方言をもう少し調べてみたい。
提げ来る柿にはあらず烏瓜 風生
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